技術者に必要な〇〇が欲しくなっている話【きっかけ編】
株式会社テイクーワンのK.Iです。
「自社で運用する技術ブログ」といったような場では、ちょっと捻ったことをやりたくなってしまう性分でして、よって「少々変わり種の題材」について、何回かに分けて記事を書かせていただくことにしました。
そんなわけで、表題の通り、「技術者に必要な〇〇が欲しくなっている話」を何回かに分けて書いていきたいと思います。
皆さん、欲しいですよね。
椅子。
ええ、『椅子』です。
……欲しくないですか???
在宅勤務で腰を壊した
コロナ禍以前、技術者・エンジニアは基本的にオフィスに出社して、そこで様々な作業をするというのが普通だったと思いますが、コロナ禍に入ってから、また明けたといわれる2023年下期現在でも在宅勤務をしている、という方は多いのではないでしょうか。
かく言う私がそのパターンではありますが、コロナ禍初期、環境が整わない中で慌てつつ在宅勤務をするうち、すぐに腰を壊しました。椅子が合わなかったんですね。ただのパイプ椅子やブックオフバザールで買った適当な安物のオフィスチェアっぽいやつを使っていたのが良くなかったのでしょう。
在宅勤務でなければ、椅子は『備品』として配備されているのが当たり前で、どのようなものが配備されているかはよく知らないという場合もあるでしょうが、実のところは結構いい椅子を利用していた、なんてこともあるでしょう。
自分のキャリアを思い返してみても、いろいろな現場にアサインさせていただいてきましたが、「悪い現場」で思い返すのは「パイプ椅子にぎゅう詰めでひたすら開発をしている」みたいな現場、逆に「良い現場」と言われれば「ひとりひとりにきちんとした環境(机、袖机、ロッカー、そして椅子などなど)が用意されている」みたいな現場でしたし、なによりエンジニアという職業は、与えられた環境下で1日中、8時間とか10時間とか作業をして過ごすわけで、その快適性が求められることは言うまでもありませんよね。
特に、椅子はその上に座ったまま多くの時間を過ごすわけで、しばしば「家具の中で最もこだわったほうが良いものは寝具である(人は人生の1/3は寝ているので)」と言われるのと同じで、もはや生命線と言っても過言ではないのではないでしょうか。たぶん。
3年で壊れはじめた私の椅子と問題なしな妻の椅子
そんなわけで、コロナ禍スタートからほどなく、引っ越しまで含めて真面目に環境を整えた私なのですが、もちろんその時には椅子も併せてそろえたものの、その椅子が3年そこそこで早くもだんだん壊れ始めてきてしまいました。
モノとしては1万円強のゲーミング・チェアです。比較的快適ではあった(前が安物オフィスチェアの中古だったのですからそりゃそうです)のですが、1万円台のゲーミングチェアというのは低価格帯のものですし、やはり長持ちはしないようです。年々軋みが酷くなってきていますし、ひじ掛けなどは固定するネジが取れてしまったり、そもそもモノがボロボロになってきてしまったり、かと思えば座面にもだんだん日々が入ってきてしまったり…。
私のゲーミング・チェアが少々残念なことになっている一方で、妻が同時期に購入した別のワーキング・チェアはまったくの不具合なく使えているうえ、彼女はちゃんと「椅子に予算を割いていた」のもあり、座り心地がかなり良いのですよね。
背もたれの形状が独特ですが、ここに座って体重を預けてみるとしっかりと背中を支えてくれる形状になっていて、かなり心地いいです。体勢もしっかり維持できますし。
妻が購入を決めたときは、「いやあ、椅子ひとつに4万円はちょっと……」と思っていたのですが、時間が経つにつれて「これが正解だったかあ、うらやましいなあ」と、自分の予算の使い方の下手さと妻の先見性を棚上げして思うようになってきているのです。
肩こり首痛に年齢が出てしんどい
本年をもちまして年齢の十の位に変化がありまして、悲しいことに徐々に年齢を感じるようになってきました。
数年前まではそこまで認識していなかったのですが、どうやら肩こり首こりがひどくなってきているようで、それが頭痛につながることが増えてきました。もともと偏頭痛持ちという体質ではあるものの、「また頭が痛いなあ」というときに肩や首をマッサージしてみるとかなり痛いし、マッサージ後には頭痛が引くことも多く、いよいよ普段の体勢にちゃんと気を配り、妙なこりを生まないようにしなければいけない、という課題が突き付けられてしまいました。
よし、なんかいい椅子買おう
というわけで、まとめると
- 技術者は座りっぱなしで作業するいきもの
- 変な椅子を使うと腰を壊したり、肩こり首こりや頭痛に悩まされる
- 在宅勤務が全盛になってから自宅でもちゃんとした椅子が欲しくなる
- 1日の大半をそこで過ごす椅子にこだわらないのはむしろおかしいまである
- 同時期に妻が買った椅子がうらやましい
自分の「椅子が欲しい!」という欲求にかこつけて、まずは「技術者は椅子にこだわるべきなのでは?」ということをまずは書いてみました。いかがでしたか?
…という語尾で〆るとなんだかダメなまとめ記事のようでいけませんね!
次回の記事では技術者らしく技術選定になぞらえた「製品選定編」と題しまして、「どのような椅子があるのか」「私の要件を満たしそうな椅子はどんなものがあるか」を探っていく予定です。
それではまた!