開発環境の構築は少しでも早く終わらせたい(Macの場合)
株式会社テイク-ワンのH.Tです。
現在参画中の現場では、定期的に(リース期限や端末のスペックアップなどで)貸与されている端末を返却して新しい端末への交換指示が来ることがあります。
そうなった場合、開発環境をまた一から構築する必要があって、どのアプリが必要だったかを確認しながら入れ直す事になり多少時間が掛かったりします。そういった手間を少しでも減らしたい、という時の対処方法について。
環境を移行する前に
新規端末に移行した際に今の開発環境と同じ状態にしたいので、移行する前に現状の設定をHomebrewの機能を使って出力します。
ターミナルで「brew bundle dump」とコマンドを実行すると、コマンド実行した箇所に「Brewfile」というものが出力されます。
ファイルの中身は
cask "sourcetree"
brew "nodenv"
のような記述になっています。開発環境に必要なアプリ、今現在インストールしている物が出力されます。
自分の為だけに使う場合は特に中身を触る必要はないですが、例えばチーム全員のインストール状況を合わせておきたい、という場合には必要な物を詰め込んだBrewfileを予め用意しておいて、それぞれの端末でその同じBrewfileを読み込むようにすると環境を合わせることも出来ます。
Brewfileを移行端末で取り込む
作成したBrewfileを取り込んで環境構築をしていくことになりますが、Brewfileはアクセスが許可されている
ファイルサーバーや共有フォルダにアップロードしておくと良いと思います。次からはそこからダウンロードしてきて
使えば良いし、新たなアプリを増やしたならBrewfileを都度更新しておけば問題ありません。
環境構築をする端末にBrewfileをダウンロードしたら、ターミナルで、そのファイルがある場所で
「brew bundle」と実行します。
後は、Brewfileに記載されているものがインストールされるのを待てば良いです。
インストール後の各種設定については別途必要ですが、何をインストールしなければいけないか
迷う事はなくなり、インストールの漏れもなくなるのでスタートアップが楽になると思います。
おわりに
Macを使うようになってからHomebrewの利便性を感じる事は多いですが、便利なものは上手く使って、
少しでも実業務と関係の無い無用な手間な事を減らせるようにしていきましょう。
https://brew.sh/ja/
https://github.com/Homebrew/homebrew-bundle